■実習生に日本の会社が望むこと

(1)素直であって欲しい。

 

 母国(例えばベトナム)で経験したことがあった仕事、業務、作業内容でも、日本では全く異なる仕事の仕方、精度、仕上がりでありことがある。 日本に実習生に来たら、日本の仕事の仕方、受入て頂いている会社の仕事の仕方、日本の文化、日本の生活習慣を素直にマスターして欲しい。

 社長、現場責任者、作業員の誰でも愛され、日本語習熟も速く、仕事ぶりが評価されて、昇給されたり、賞与、退職金をを頂けるようになるには、素直でなければならない。

 実習(仕事)において、間違えること、失敗することもあると思う。 その時でも、誤りを隠さず、謝り、改善する。 改善、改良がやがて改革になる。

 

 

(2)日本語をマスターして欲しい。

 

 日本企業、特に建設会社の社長、職人は、仕事に厳しい。 職人は道具を大切にする。

実習生にとって、日本で実習(仕事)をする以上、日本語という道具が必ず必要である。 道具である言葉(日本語)を持たずに仕事はできない。 

 入国当初は、母国で多少なりとも業務経験のある者が重宝されるが、やがて業務経験がない素人でも日本語ができる者は、会社の指示、業務手順等をキチンと日本語で理解できるので、だんだん仕事ができる様になる。  仕事ができる様になると、自然と会社社長、社員さんとコミュニケーションがとれるようになり、自信がつき円滑に仕事、日常生活を送れるようになる。

 逆に、日本語が全くできないと、建設現場等では危険作業を伴うことが多く、重大な事故、怪我、最悪 死亡事故につながることもある。 現場作業員から、一緒に仕事が安全にできないと言う理由で実習生は途中帰国を余儀なくされることもある。

 実習生は、日本に入国時、日本語N4、実習満了時にN2は取得して欲しい。

 技術実習生(技術者)は、日本に入国時、日本語N3、実習満了時にN1は取得して欲しい。

 

 

(3)けっして諦めないで欲しい。

 

 日本に入国し、最初の1カ月、3か月、6カ月と仕事になれず、弱音を吐き挫ける者も中にはいるが、決して諦めないで欲しい。  身体は6か月で作られる。 筋肉も6か月で強く鍛えられる。 日本人の社長、会社の人の話す日本語にも慣れ、仕事もだんだんできる様になる。  決して諦めないで欲しい。  同じ給料なら、よりしんどいこと、より難しいこと、レベルの高いことに挑戦して欲しい。  厳しく大変なことは、自身を鍛え、成長の糧になる。

 母国の家族の為、自分自身の為、母国の為に、一所懸命に頑張ると決めたら、やり抜く根性を持って欲しい。  実習の3年間や5年間、300万円、500万円の貯金が目的ではない。

 日本での実習中、誰よりも頑張った。 いつも一生懸命で仕事、勉強が毎日、楽しくて仕方がない。 本当に頑張った経験が、母国に帰った時の人生の力強い推進力になるに違いない。

 一番頑張った者が、一番幸せになることは、この世の理(ことわり)である。

 

 

(4)日本文化に触れて欲しい。

 

 実習中、機会があれば、できるだけ日本のいろいろな所に行って、いろんなものを見て欲しい。いろんな街、山、川、海、自然。 日本の四季も楽しいで欲しい。 母国と異なるはずです。 違いを感じて欲しい。  せっかく日本に来たのだから、仕事場と宿舎との往復ではつまらない。  いろんなものも食べて欲しい。  日本の唄も歌って欲しい。  いろんな人と話しをして日本人のこと少しはわかって欲しい。  神社仏閣、お祭りも参加して欲しい。  そして日本の、日本人のファンになって欲しい。  日本に来て、本当に良かったと思えるくらい真剣になんでも取り組んで欲しい。

仕事、勉強、遊び、どれも真剣に取り組んで欲しい。